昭和44年02月10日 衆議院 予算委員会

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日本共産党 林百郎
それで私は、次の質問に移りますけれども、大学問題の自主的、民主的解決を妨げる一つの重要な要素として、いわゆる中核とか革マル、いわゆるトロツキスト暴力集団ということばでいいますけれども、こういう集団の暴行事実があるわけですね。これがやはり今日の大学問題の紛争の大きな要因になっているわけです。これをどうするかということですね。

彼らの主張を見ますと、帝国主義大学の粉砕だとか、大学コミューンだとか、入試粉砕だとか、確認書による解決反対――政府と全く同じことを言っているわけなんですけれども、こういうスローガンを掲げて、角棒や鉄バイブやヘルメットで武装して、学園の封鎖や反対者に対する暴行をほしいままにしているわけですね。

したがって、学問の研究の自由と大学の自治を守って紛争の自主的な解決をはかるという方向に努力するためには、どうしても学内において彼らがそういうことを起こさせないようにしてこれを排除するということは、当事者としては当然だと思うのです。