昭和50年03月24日 参議院 予算委員会

[605]
日本共産党 小巻敏雄
続いて、大学における暴力一掃の問題と学内正常化の問題について質問をいたします。

渡辺委員も取り上げましたが、その後のわずかな期間に中核、革マルの間に連続殺人事件が起こされておる。彼らはますます凶暴化をしまして、公然とみずから行った殺人を誇るようになっておる。次の殺人を予告するようになっておる。そしてそれを実行するというありさまになっておる。

ことしになって起こったこの種殺人事件の概況と、こういう連中に対して今後とろうとする措置、警察庁――大臣から答えてもらいましょうか、急がれるようですからね。

[606]
自治大臣・国家公安委員会委員長・北海道開発庁長官 福田一
民主社会におきましては、理由、場所のいかんを問わず暴力行為は絶対に容認されるべきものでないことは当然でございます。

ただ、大学内の問題につきましては、大学自治のたてまえから、第一義的には大学当局が学内の秩序維持について自主的に措置すべきものであり、かねてから大学当局に管理措置の強化を申し入れているところであります。

警察としては、今後とも大学当局と緊密な連絡を保持しつつ、学内の違法行為についても徹底した取り締まりを実施してまいる所存でございます。